健康に対する権利についての国連の特別報告官アナンド・グローバーが、国連に日本における健康問題の現状視察を委託された。アナンド・グローバーは、2008年6月に国連の健康に対する権利に関する特別報告官に任命された。以来氏は、とりわけ大企業や医療ロビー、また健康問題からの責任逃れを試みる国家に対する世界中の人間のもっとも基本的な健康権利に注目しながら、任務を執行している。
2012年11月、氏は福島第一原発事故の被害を受けた地方を十日間に渡って視察した後、最初の声明を発表した。その中で氏は、日本の行政の対応は、明らかに健康について警戒を要する状況下において表層的で不十分であることを認めた。